
山西省の武術家・槍の名人姫際可が岳飛(漢族の英雄)の拳譜を研究し完成させた武術。
姫が少林にても修行や交流をし、心意把との関係が深い。
晩年に武壮元・曹継武にその技を伝えた。
姫から心意を受け継いだ曹継武は馬学礼(回族)、戴隆邦(漢族)にその武術を伝えた。
馬学礼は河南省の回族を中心に心意六合拳を普及させ、現在河南省、安徽省、上海市などで多くの練習者がいる。
戴隆邦は戴家の一族を中心に武術を伝え、その以外にはあまり伝えなかった。そのため、戴氏六合心意拳、戴氏心意拳と呼ばれた。のちに戴家に学んだ李洛能(戴隆邦、または戴文雄、郭維漢から学んだ等の諸説がある)は形意拳を創り、多くの名人を育てた。
戴家の伝承は長く一族の内部で秘匿され、戴魁の時代でようやく広く伝えるようになり、現在は日本をはじめ、外国にも伝わるようになった。